※人によっては奇妙な話かもしれませんが、そんなことないと思います!笑
私は1人で旅をするのが好きです。
1人には慣れているし、好きですね。いや、平気ですねと言うべきか。
みんなといるのも好きだよ。
誰かとディズニー行きたい、とか、たくましい二の腕をつんつんしたい、などという人並みの欲求はちゃんとありますよ、ご安心?ください。
今日は弁天池までご挨拶とパワー充電と、水を汲みに行きました。
あ、今日は日曜日か。賑わいが戻ってきましたね、たくさんの人でした。
(…日曜日に、1人で弁天池に来ているのは、私と、、あそこの人形を持ったおじさん、、いや、あのおじさんは1人ではないのか、、、私だけだな。)
「パワーをくださ〜〜い!」
池に向かって両手を広げ、おばさんがそう言っていました。
パワースポットとして、かなり浸透してきたようですね。
ご挨拶が済んだ後、あわく、青い池をスーッハーって眺めていました。
あ、主(ヌシ)。
透き通ったこの池には、チラチラとお魚が泳いでおりますが、その中でも一際大きなニジマスが居るのです。私は 主 と呼んでおります。あれだけ大きいわけだから、気づいたらそれなりに人は騒ぐだろうけど、いつも周りの人たちはあまり気づかない。
主「あんたさんは、いつも気付いてくれおるなぁ」
私『ぁあいえ、こちらこそ。気付いていただいてありがとうございます。』
主「はて、主とな?俺がかい。」
私『だって、あなただけ随分と大きいですよね』
主「そうやなぁ。しかし、大きいだけよ。あんたらには見えんやろうけど、一際小さい生物かておるんやよ?」
私『まぁ、確かに、大きいからって勝手に主って決めつけちゃいけませんかね』
主「まぁそんなことは別にええけど。ただ、大きいってだけ。それだけのことやけ。あまり、捉われんことよ。」
私『そうですね。でも目上の方を敬う的な、、、』
主「んー、、、まぁ、いやでもそれ言うたらな…、、でから、、」
などと、主のニジマスと話をしていた(ガチ)。どのくらい池を眺めていたことだろうか?はてさて。
これが誰か居たらどうだろうか、それはそれで良いだろうけど、ニジマスとの会話はなかっただろう。
「あ! でか!! でかぁ!!」
『ほんとだ!でか!でかいのがおる!!』
幼い子ども2人組が 主 に気づいて興奮しよりよる。
ふと隣のお父さんらしき人に目をやると池には目をやらずスマホをいじっていた。
子供の「でかぁ!」発言に無反応とは、、なんてクールなんだ。
僕は「え!どこ!まじ!?でかぁ!!でっかぁ!!」となる。子供なんだよな僕自身。
さて、飯でも食うか。日曜日は多いんだなぁ。
池から少し山手に食事処がある。
たくさんの人だ。おそらく何組もテーブルが空くのを待っている。
『いらっしゃいませ。今、いっぱいで汗。お待ちの方々もいらっしゃいますし、テーブルが空いて料理提供までは1時間はかかるか、と…』
みんな大体せっかくなんでニジマスを食べる。焼き魚だ。
私はこないだ ニジマス定食も ニジマスのお刺身も頂いた。その時から「自家製カレー」が気になっている。
私『あの、今日は自家製カレーをお願いしようか、と。1人なのでもし良かったら、その辺で座って食べますから』
「あ、それでしたら、ちょっと汚いですけどこちらでどうでしょう」
建物の裏手にある外の木製ベンチとテーブルを案内された。しばらく使っていないようだ。ぶどう園がよく見える。
私『ぁあ、全然大丈夫です』
自家製カツカレーは5分ほどで出てきた。
「6名様でお待ちの〜!」
「すいません、1時間はかかるかと〜」『えー、、、』
と聞こえてくる。
カツカレーを食べながら山やぶどう園を眺めながら ( ふん、ひとり最高 ) とほくそ笑んでいた。
ぶどう園や山の緑、畑をぼーっと?スーッと眺めていた。
子供の頃からみかん畑で育って、遊び場だった。子供の頃から、山や草木の中でジーっと何かを眺めたり、生き物を観察したりしていた。
こういった環境が僕の根っ子にはあって、落ち着くんだろうな。
これが誰かいたらどうだろうか。
(1時間待ちかぁ、、、どうする?どうしよっかぁ?)
(そろそろ行こうか。え、うん。)
流石に黙ってぼーっとはしてらんないだろう。
1人が平気な僕は、現代では強くたくましく生きていけそうな気がする。
帰りの車内にしたって、好きな時に好きな音楽をかけたり、無音にして考え事に集中できたりする。
充電完了。
明日からも頑張ろう。