※こちらの記事は、人間失格を読み終えた筆者が闇の炎に抱かれてダークネス状態のまま2019年9月頃に書いたものの、そのままお蔵入りとなっておりました。
映画「人間失格」が公開されている、ようですね。
走れメロス、そして、人間失格。
随分と前に読みましたが、ほとんど記憶にございません。
歳を重ねて、いま、再び「人間失格」を読みました。
主人公の葉蔵は、太宰治自身をモデルにしているというわけですが、、。
作中の太宰治と同様に、私も集合写真が嫌いでした。今でも尾を引いている感はあります。
昔はよく親戚連中が家に集まり、大所帯になることはしばしば。
その中を母はかけずりまわる。座っているところは、そう見たことありません。
いつも中心には兄がいました。
勉強もスポーツも、容姿も、兄の方が優れており、今でこそこうして言葉にできますが、私は兄への劣等コンプレックスの塊でした。親戚連中の大人子供問わず兄は人気者で、本人もなんかその中で活き活き爛々としていました。
私はとにかく居づらくて、居場所がなく、2階の空き部屋に逃げることが多くなり、その場にいるときは早く終わらないかとだけ静かに祈る植物のようでした。
撮り終えた集合写真を眺めると、兄はとてもいい表情をしています。
私は、まるで腐った豆腐のような顔になってしまうのです。
兄とはそれはもう事件やら色々ありましたが…
楽しかったし、今でも変わらず尊敬しています。
そんな当時の私を、爺ちゃんだけは「特別扱い」してくれていました。
子供ながらに特別を感じられていたことは、当時の僕には拠り所だったことでしょう。
、、、人間失格をこの歳で読み直し、これまでの様々なシーンを思い起こし、その断片をそのまま文章にしました。
私もまた幼くして、道化の子、だったように思えます。
いつか世の中のすべての次男どもにむけた本を書いてみたいです笑
※以下、現在の私が追記します。
暗ッ!ww
暗いわぁ~w