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正しいこととは。

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大学を卒業して不動産業界に入り、賃貸斡旋・賃貸管理・敷金精算・アパートや土地資産活用運営、色々なことを経験してきました。知らん人の無断駐車で契約者さんに土下座させられて首に傘を刺されたこともありました。ひょえ~。今だったら喧嘩してますね笑 どんなお客様でも神様ですか~??

 

会社や先輩に教わりながら、その都度、素直に懸命にひたむきにひたすらにやっていたと思います。負けず嫌いだし、同じことやっているなら誰にも負けたくなかった。我ながら20代中盤での私を褒めてやりたいです。

 

たくさん怒られて、ぶつかって、無茶もたくさんして、滞納者の玄関ぶち破ったり、「ドラえもんするか」って業界用語まで飛び出して、失敗して、ぶつかって、もめて、もう入居者さんやオーナーさんの間で伝言役みたいなことをして…

※「ドラえもん」がなんなのか気になる方は個別にお問合せ下さい。

 

いいから請求して(怒)みたいな笑

いいや払わん(怒)みたいな汗。んで少額訴訟とかして、、

 

 

それらの日々は、今となっては財産です。

プロとして 「正しいこと」 を判断できるようになったからです。

正しいこと + 人さまの事情 が加わりますので柔軟に寄り添えるようになるべきだと思っています。

 

「善きことを想い 善きことを行う」

 

 

不動産会社のトップの人が、賃貸から売買まで一貫して踏み込んだ業務経験を積んでいる方って少ないように感じます。誇りに思います。

 

 

先日、弊社スタッフのお知合いのご家族様が20数年は住んだ とあるアパート を引っ越ししたそうです。

入居時に払った(預けた)敷金3か月分の返金はなく、加えて 1,2万円ちょっと 取られたそうです。

その方は「数十万請求されるかと思ったから良かった~」と言っていたようです。

 

 

・・・て、おい。

あたし、また溜息でちゃう…。ちょっと前は別の方で、30年住んだアパート退去して 30万くらい 請求されて払ったって話もありましたので、堪忍袋の緒は切れるためにあるんだよ!というグランディス(ふしぎの海のナディア)の台詞を思い出しました。

 

 

弊社では絶対にこんなことはあり得ません。

※ただし、善管注意義務違反があった場合は別です。

 

 

この4月に民法も改正されているのに!ですよ?

 

みなさん、いいですか?

冷静に、普通に、考えてください。

20数年も暮らしたらお部屋どうなります?

畳もクロスも部屋も床も汚れますよね?

それなりに傷、つきますよね?クロスが冷蔵庫焼けしたり、家具の跡が着いたりしますよね?

 

以下、奥様との妄想会話。

 

『え、でも子供がクロスに落書きして…。障子もちょっと穴あけちゃって…。』

「奥様、20数年も住んだのですから、それらがあろうがなかろうがどうせ張替えしますから。3,4年しか住んでないのにこんなお部屋状況だったら幾らかご負担してもらいますけどね。」 『 … … たしかに。』

 

『ほら、ここは冷蔵庫おいていたからクロスが黒く焼けちゃって。』

「冷蔵庫置いてたんだから当然そうなります。冷蔵庫置くな、クロスが黒くならないように離して置けって条件でもつけられたんですか?」『…そ、そんなことないけど』

 

『え、でもでも、襖も畳もボロボロで…ほころんじゃって…』

「奥様、20数年も住んで出た後の部屋をそのまま貸しませんよ。襖も畳も全部替えますから。」 『 … … あたしたちのせいで張替えるんじゃないの? 』

「経年劣化・通常使用の範囲です。長いこと住んでくれて感謝しかないですよ、オーナーさんもきっとそうでしょう。」

 

「それにそれに、お家賃いくら払いましたか?」

『6万円 × 12か月 × 20年 = 14,00、、、、、キャー!!!!』

 

妄想会話、終了。

 

 

 

オーナー様は当然にその収入の中から建物やお部屋を修繕し、運営していくのです。

『お金なんてないよ~!!払わないよ。退去者が汚したんだから退去者に言ってよ。』 

24、5歳頃の僕「…そうですか。もう1回、退去者さんと話してみます。」

 

 

たくさんの失敗と経験を積み重ねた今では違います。

原状回復のガイドラインを学び、訴訟や両方からギャンギャン言われたりを繰り返し、正しいこととはなんなのか、に胸を張れるの!今では御覧の通り!

 

「あなたはオーナー失格です。退去者には請求しません。

するものじゃありませんから。

払わないなら、部屋の修繕はしないでおきます。

あと、そんなマインドなら弊社ではもうお手伝いできません。」

 

※実際はもうちょっと柔らかい感じです。

※中には「無理なアパート計画」を強いられたオーナー様もいますから、残念でなりませんがね…。

 

 

 

通常使用の範囲による摩耗・損耗・汚損等の修繕費用は、住んでいた人には請求できません。そもそも敷金って「退去時の修繕費用」で預けるわけではありません。家賃を滞納された時の担保として預かるようになったのが始まりです。

 

それはもうずっと前からガイドラインでそう言われているし、たくさんの判例もあるのです。

ですが、この業界は私が20代のころからなんちゃ変わりません。

 

正しいことを正しく行うためには、人を育てなければなりません。

人を育てるということは、正しいことを学ばなければなりません。

 

 

ちなみに入居年数、汚れの度合い・種類、さまざまな要因が絡まりあいますので、一概には言えません。

※善管注意義務違反とは:簡単に言うと「もう~、なんで言ってくれないの?そのせいで余計に傷んでるじゃん!!」ということです。

例えば、水がしとしと漏れてるのに放置したせいで床や根太が腐食した。

例えば、さほど?いっさい?お掃除や換気をせず、そのせいで劣化が早まった。

例えば、雨漏りがしてるのに管理会社に言わなかった…など。

 

 

ここで逆に?choitashi.住まい事業部にて 退去者に費用を請求したケースをご紹介しましょう!!

 

case1.ペット飼育不可なのに明らかにペット飼っていた案件。

「猫、飼ってました?」『飼ってません!』「猫、飼ってました?」『飼ってませんって!』「じゃあ、これとこれとこれとこれとこれはなんですか?」『それは、、、知人に頼まれて数日猫を預かってて…だから飼ってたわけじゃないんです。』「そうですが、まぁ飼っていようがなかろうが、猫が傷つけたわけですね。猫が引掻いた分のクロスと襖代、あとこの猫臭除去するための強めの清掃費用は請求しますね」『でも飼ってたわけじゃ…』「(※微笑みで)請求しますね。」『…はい。』

 

case2.彼はトイレのドアを蹴破ってしまった。

「こ、これは…どうして一体、、」『ぁあ、それは、トイレに入って出ようと思ったらドアノブが取れて閉じ込められちゃったんですよ。』「ぇえ?!」『それで、どうしようもなくて蹴破って出ました。』「…な、なるほど。それは大変でしたね汗。」『ドアノブが取れたせいなので、僕は関係ないっすよね?』「急に、ドアノブが取れたのですか?」『はい。』「ドアノブって急に取れませんよね。使っていくうちにドアノブが取れそうになっていた、もしくは、通常では考えられない力を加えてドアノブを回した。か」『……』「ドアノブが取れそうになっているので直してくださいってうちに言いましたか?」『言ってません。』「言ってくれてたら直したのに。」『すいません…』「よって、ドアを蹴破ったドア修理代は請求しますね。」『…はい』「(※微笑みで)素直でいいですね。」

 

 

長文失礼しました。

ご一読いただき、ありがとうございます。

 

 

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