宅地建物取引士、いわゆる、宅建主任者は国家資格の中でも有名な資格のひとつですので、皆さんもお分かりでしょう。
さて、「宅建マイスター」という資格はどうでしょう?
なかなかご存知の方は少ないことでしょう。
何を隠そう? わたし、宅建マイスターなのです。
そう、弊社は「宅建マイスター」の居る不動産屋さんなのです!!
えーっと、、して、宅建マイスターってなに???
公式には <宅建マイスターとは、、
社会環境が複雑化する中、通常の宅地建物の売買において一般消費者が安心な取引を実現するためには、宅地建物取引士であることは当然として、より高度な能力を持つ資格者が求められています。そこで当センターは2014年、「宅地建物取引のエキスパート」を「宅建マイスター」として認定する制度を創設しました。
との記載があります。>
つまり、宅建士の中でもより能力と経験があることを証する資格、といえます。
だって宅建マイスターは、
宅地建物取引士の資格を有し、なおかつ、5年以上の実務経験
がないとそもそも受験できません。
合格率はだいたい30~40%ですが、
宅建を持ち実務経験が5年以上ある方が受験者なわけですから、ベテランでも3割しか合格できない試験、といえます。
この度、私は5年目の更新だったのですが、更新の時も申請するのに問題を解かなければなりません。
試験の際もそうでしたが、まぁこの問題がなかなかに難しい!!!汗 不動産屋さんは燃えるような設問ですよw
(今回の更新申請での設問例の一部:
登場人物:甲社のA社長、その父親C、乙会社B社長、それぞれの家族構成。
設定条件に売買代金、父親入院中、借入金の詳細、甲社の貸借対照表等、、、
・・・・・ まだまだ設定条件が続き、この取引を進めるにあたってのリスクを2つあげ、その理由を記述する、、など。
他の設問では 高圧電線が通っていて地役権の設定された案件で、かつ、ブロック塀の形状(設問では透かしブロック)や高さ、それらの状況から気を付けるべき内在するリスクを答えよ、、、とか。)
なかなか、痺れる設問です。
試験の時もそうでしたが、実務経験がいくらあっても設問状況のすべてを体験したことがある人はほぼいないでしょう。
宅建マイスター会員限定のメンバーズサイトでは、こういった数々の難易度の高い事案や特約条項への記載例などが載っていてとても勉強になります。
現実、世の中には様々な不動産があります。残念ながら中には違法な建築物や構築物、擁壁となってしまっているものもありますし、年数が経過して状態や環境が変わり内在するリスクを抱えたものも多くあります。
それらのリスクを予め予見できた上で対応をする営業マンと、内在するリスクに気づけずにいる営業マンとがごちゃ混ぜです。
成績やノルマに追われ集団的倫理感が欠けてくると重要事項説明・つまり契約の場でサラッと読み上げたりすることもトラブルの元です。
本来不動産の仕事は、アクセルとブレーキの両方を使って顧客様を適切に導くことが仕事であり、営業の仕事というよりコンサルタント業に近いものがあります。
宅建マイスターはその専門的知識と経験を有することから、様々な物件や人間事情が絡みあう中で業界をけん引する役目があるとも言われておりますが、
私は宅建マイスターの存在が顧客様にとって、そんな成功報酬主義で不動産営業といわれる市場でのセカンドオピニオン的な場所になれればいいな、と感じております。
山下さんに会えて本当に良かった、と10数年後に思ってもらえるような存在でありたいと思います。
ご一読いただき、ありがとうございます。
なんでもお気軽にご相談くださいね。
株式会社choitashi.住まい事業部
山下和也
✉:choitashi.ky@gmail.com