お母さん、お父さん
どういうわけか、本当にすいませんでした。
そうです、私たち男子は蹴破ってしまうのです。
殴って壁に穴をあけてしまうのです。
そこに壁があるんです、ドアがあるんです。
ぁあぁあもう!! って 気づいたら 殴っては蹴っては穴をあけてしまうのです。
僕が学生のころを振り返ってみても、中学・高校・大学で記憶にあるだけでも通算で5~7カ所は穴を開けました。本当にすいませんでした。恥ずかしく思います。
少し前にはなりますが、ご縁のあれたお客様の奥様から『息子がドアを蹴破ったので直してほしい』と連絡と相談がありました。
私は
「ごめんなさい、僕たちは蹴破るんです。そこに壁が、ドアが、あるんです。
だから、お金かけて直してもまたやっちゃいますよ。
そしたら、 あーもう!せっかく直したのに!!怒 ってなるでしょう?
だから、直さなくていいと思うんです…。」
と言いました。
すると奥様は 『旦那もそういってました。ちょっと様子見ます…。』
とおっしゃいました。
(ご主人、、、僕たちは男子ですから分かり合えるのですね。)と心の中で思いました。
そうして、かくかくしかじか時は過ぎ、久方ぶりにお客様のお家を訪問した際に、
僕「そういえば、蹴破ったドアはどうしたのですか?」
「DIYで直しました。」
僕「なんと!ぜひ見せてほしいのですが…」
「どうぞどうぞ。」
ぬお!+!?? こ、これは!!!
こ、これは、、、!!? 大正解なんじゃないの???
「上から張ってるだけですよ~汗」と奥様。
いや、いやいや、こ、これは、、もう殴らない、、蹴らないような気がする!!!
いや、殴れない…け、蹴れない!!!!
こ、これは、、、、僕たち、もう…蹴破れない!!!
私はいつかの「違法駐車の多い駐輪場に、子供たちが絵を描いたら違法駐車が無くなった」というニュースを思い出していた。
私「・・・奥様、書籍化した方がいいんじゃないですか?」
奥様「 はい? 」